【 エコキュート・ヒートポンプ配管のまとめ 】

 

〈 これだけはチェック 〉

・エコキュートの、ヒートポンプと貯湯タンク間の配管には、原則、通常の架橋ポリエチレン管(JIS K 6769 M種 PN15)は使用出来ません

  

 これは、高温に耐えられずパイプが破裂するなどの事故がおこる為です。
 この部分には、銅やアルミで
金属強化された多層構造のポリエチレン管を用います。(または、銅管などの金属配管も可能ですが、ろう付などの手間がかかります。) 
 ただし、それ以外の部分(宅内配管など)には、エコキュートであっても通常の架橋ポリエチレン管(JIS K 6769 M種 PN15)が使用できます
(閉鎖回路等の特殊な配管でない、通常の給水給湯配管の場合)
 また、「金属強化」ポリエチレン管の母材(ベースとなる材質)は、主に”架橋”か”耐熱”のポリエチレンで、一般に”架橋”の方が耐用年数が長い傾向にあと言われます。 下の、各メーカー比較の欄に材質を記載しております。


・「金属強化された多層構造のポリエチレン管」は、多くのメーカーによって製造されていますが、JIS規格の様な 共通の規格はありません
 よって、
ヒートポンプ配管内で使用するパイプ・継手・部材は、そのメーカー専用のもので統一する必要があります。(ねじ種変換継手やカッターなど、汎用性のあるものも有ります)

・また、パイプと継手の接続前は、「必ず」、各社専用の「矯正工具」や「面取り器」を用い、切断部分の処理をする必要があります。(一部、メーカーによっては、切断面処理の必要がないものもあります)

 

〈 各メーカーの、コスト面の特徴・比較 〉

※「価格」は、”当店の取り扱い品の、当店販売価格”を元にした比較です。
※「主な材質」は、”当店の取扱い品について”のものです。これ以外のものが発売されている事もあります。

 

 □オンダ  / 主な材質: 耐熱ポリエチレン + 銅 (銅が最内層)

  施工1回分の配管部材セット(カポリエコパック)がお手頃。

 
専用の矯正工具が比較的安価。

 
× 長尺(25m)パイプのメートル単価は比較的高め。

 

 □三栄水栓  / 主な材質: 架橋ポリエチレン + アルミ

  長尺(25m)パイプのメートル単価は比較的安価。

 
× 専用の面取り器が比較的高め。

 

 □タブチ(TBC)  / 主な材質: 耐熱ポリエチレン + アルミ

 ○ 現在、当店ホームページ掲載商品は、エコパック(配管部材セット)と面取り器だけですが、
   エコパックはコストパフォーマンスに優れています。
   (多く施工される業者様向けです。)
   エコパックのセット内容:
   10A×耐候性10mm保温×20m巻 パイプ=1巻 / フクロナット付ワンタッチ継手=8ヶ
   継手用保温材=8ヶ / 湯水配管用シール=2枚

 

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